温暖化の影響で、最近ゲリラ豪雨(専門的には、局地的大雨)が、関西でも夏場は頻繁に起こってます。週末も、子供のサッカーの試合があり、早朝は突然のゲリラ豪雨により大雨警報まで発令しました。某大阪府の道路もかなり冠水している所もあり、車でヒヤヒヤしながら通りました。なんで、試合もなくなるかと思いきや、1時間後にはパッと晴れました。まさにゲリラ豪雨。

そこで、終始睨めっこしていたのは、雨雲レーダーアプリ。今後の予測を時間軸で見ることができ、かなり重宝しています。しかし、細かく鮮明に表示されている分、精度が高そうに思うが、微妙に外れる。これが、なぜ外れるのか、調べてみました。

雨雲レーダー(気象レーダー)は、水平方向に360度回転するアンテナから電波を空中に向けて発射し、雨雲(雨粒が浮遊している状態)から反射してくる電波を捉えることで、その方向や距離、雨や雪の強さを観測する仕組みです(図1)。

 図1  (引用:tenki.jp)

それに加えて、精度を上げるために、国内各地に設置された約1,300個のアメダスの雨量情報を加味して算出してます。実は、1,300もの数のアメダスという機械が日本中に設置されてます。各地のアメダスの雨量データをデータの材料にしてます。

しかし、このアメダスは、約17km間隔で設置をされています。以下にある三重県の雨雲レーダーの図2、実際のアメダスの位置の図3を見ると、17kmより小さいゲリラ豪雨は、頻繁に発生しています。なかなか、アメダスのデータも精密な数学的な予測から算出されてますが、実際に雨量を測定できないと、なかなか難しいところがあるようです。

図2 三重県の雨雲レーダー

図3 (引用:tenki.jp)

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